●備中塩田焼工房
昭和40年代まで、吹屋伝統建築群を彩る塩田瓦の産地として栄えていた宇治地区。その歴史は、かつて石見国江津(現在の島根県江津市)より石見瓦の職人が、良質な粘土を求めここにたどりつき、石見瓦の技術を伝えたといいます。その窯跡にある備中塩田焼工房では、地元で採れる粘土を使い、地元赤松の焼灰で作る釉薬を装う陶芸作品づくりを行っています。もちろん土ひねりなどの陶芸体験ができる施設としても知られ、地元の粘土でのんびりゆっくり、自分だけの作品制作を楽しむことができます。
■高梁市宇治町穴田3454-1:0866-29-3737
●吹屋ベンガラ陶芸館
ベンガラ陶芸館では、ベンガラ焼の土ひねりと絵付けの陶芸教室を開講しており、自分だけのオリジナル茶碗や湯飲みを作ることができます。また、陶芸館と隣接してベンガラ館が建っており、こちらは明治のベンガラ工場を復元したもので、館内は資料館として設計されています。吹屋地区がベンガラ景気で繁栄していた頃の町の姿やベンガラの製造工程などを知ることができます。
■高梁市成羽町吹屋86
090-5694-8746
日・火曜日開館
12月〜3月休館